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レンソイス
マランニェンセス

レンソイス・マラニャンセ国立公園

  サン・ルイスから約260キロにあるレンソイス・マラニャンセ国立公園には広大な砂丘が広がる。その広さは155000haにも及びグランジサンパウロ(サンパウロ首都圏)とほぼ同じである。毎年、1月〜6月の雨季に降った雨が溜まり、砂丘に数百個の池ができる。空から見ると、その池の水はエメラルド色に輝き、見る 者の心を奪うほど神秘的な光景である。砂丘の下には水が流れており、このため池ができるといわれている。最近は天候不順で、池の水があまりたまらなくなったという。この神秘的な自然を守るため、1981年にレンソイス・マラニェンセス国立公園(Parque Nacional dos Lencois Maranhenses)が作られた。

  この公園のアクセスの中継地として砂丘に面したバレリーニャという小さな町があり、ここから、砂丘ツアーや川下りツアーなどさまざまなツアーが出ている。この町へのアクセスはバス(約3時間)がある。以前は飛行機便があったが、空港が閉鎖されたため、今は運行していない。この公園への観光が本格的に始まったのは97年からで、宿泊施設などまだまだ観光地の整備は完全とはいえない。観光地化されていない反面、楽しめる部分も多く、できるだけ早い時期に 行くことをお勧めする。平均温度は2833度。ツアーなどにはミネラルウォーター、サングラスや日焼け止め 携帯をお勧めする。池では泳ぐことができるので水浴びしたい人は水着でいくのが良い。

 

サンルイス  

  飛行機を降り立つと、時間の流れは、サン・ルイスのゆったりとした流れになる。そう感じるほど、サン・ルイスは、のんびりとした町なのである。 サン・ルイス島にある州都サン・ルイスは、400年前にフランス人のダネイル・デ・ラ・タイシュ(Daniel de La Touche)が、植民地を南米に創る為、入植したのが始まりで、ブラジルで唯一フランス人によって作られた町である。その後、オランダ人が、サン・ルイスをフランス人と争った。1615年にフランス人はポルトガル人に追い出され、最終的にはポルトガルの植民地となった。

  このような複雑な歴史から、先住民のインディオとフランス人、オランダ人、奴隷として連れてこられたアフリカ人そしてポルトガル人などの文化や風習、血が混じり合い、人種構成も非常に複雑なものとなっている。特に、建物や料理、音楽などは独特の発展を遂げた。 

  砂糖と綿花の輸出港として繁栄したこの町は、裕福なポルトガル人が金にあかして豪奢な邸宅をたて、旧市街地の建物の正面の壁は美しいタイルで装飾されたものが多い。

  旧市街地は、ユネスコの世界遺産にも選ばれ、その雰囲気は、ちょうど、サルバドールの改修される前のペロリーニョのようで趣がある。

  レゲエの影響が強いことから、サン・ルイスは「イーリャ・デ・アモール(愛の島)」「イーリャ・デ・レギ(レゲエの島)」「ジャマイカ・ド・ブラジル(ブラジルのジャマイカ)」とも呼ばれ、週末にはいろんなところで、レゲエの生演奏が行われている。6月末には、国内でも有名なブンバ・メウ・ボイ(Bumba-Meu-Boi)やタンボル・デ・クリオラ(Tambor de Criola)の踊りが行われ、多くの観光客が訪れる。  

  赤道直下に位置し、7月〜12月は夏、雨の時期は1月〜7月、1年中暑い町である。ちょっと変わったブラジル、まだあまり知られていないブラジルを見たいという人にはぴったりの町である。

 

主な観光

 

砂丘ツアー

  バレリーニャの町から4輪駆動の車に揺られ約50分(13km)。車置き場から歩いて真正面の砂丘を登りつめると真っ白な砂丘にエメラルドグリーンの池が広がる。その光景は神秘的で思わず見とれてしまう。
 池には小魚が泳いでおり、水浴びができる。是非水着を着用していきたい。数百メートルごとにラゴア・デ・ペイシェなど名前がついたさまざまな池がある。形状も水の色も異なり、砂丘
とあいまって、それぞれにさまざまな神秘的な風景をつくりだしている。誰も歩いていない真っ白な砂は、侵してはならない、神聖さが漂っており、一歩踏み出すのもためらわれる。ちょうど、新雪の上を歩く、あの気分である。

 午後のツアーに入ると、砂丘の中に落ちる夕日を見ることができるのでお勧めである。飲み水、ビーチサンダル、水着を持参のこと。迷う可能性があるので、砂丘内を歩くときはガイドと一緒に歩くようにして一人では歩かないこと。


川下り

  高速ボートで、プレギソウーザ川を下るツアー。途中、砂丘と池、灯台、などに寄り、最後に海岸で海水浴をするのが一般的なコース。最後のカブレ海岸は風が強く、6軒のポーザーダがあるだけで村や一般の家はない。この地域は電気も水道も通ってなく携帯電話もほとんど通じない所ではあるが、何も無い時間をポーザーダですごすのも面白い。時間があまりない人には砂丘ツアー のみをお勧めする。


アウカンタラ(サンルイス)

  アウカンタラは、サン・ルイスから船で約1時間にある歴史の町である。この町は17世紀の中ごろに造られ、1648年には、マラニョン農業貴族政府の本部や、大金持ちたちの大宮殿があった。この時期は、農場、サトウキビ、奴隷の商売が盛んだった時期で、砂糖と綿の輸出ビジネスにおいて州都サン・ルイスと争っていた。しかし、サン・ルイスが発達すればするほどアウカンタラは衰退し、教会、宮殿、建物は崩壊していった。

  建物には、鉄のバルコニー、見晴台、石灰と石の壁、ポルトガルから来た切石の窓、彩色タイルで出来てる入り口などが当時のまま残されている。1948年、国有財産から都市建造物として指定された。  

  アウカンタラの自然としては、川、海岸、砂漠、マングローブや島 があり、先史時代(恐竜)の化石が発見されたというカジュアル島にはエコロジー保護区がある。その他、北半球の寒さを避けて、大西洋を渡る鳥達の休憩の場にもなっており、非常に美しい赤いサギ、グアラーが卵を産みにくる。1日もあれば島を全部見物できる。 

  可能であればアウカンタラで一泊したいものである。


ブンバ・メウ・ボイ

  ブンバ・メウ・ボイは6月〜7月にかけて行われるマラニョン最大のお祭りである。フェスタ・ジュニーナ(Festa Junina)にも行われ、サンペドロの日には、朝から各グループが集

まってこの日を祝す。  

  ブンバ・メウ・ボイは、踊り、歌そしてフォルクローレが交じり合ったお祭りで、有名な黒人カチリナ(Catirina)のお話がある。「妊娠したカチリナが、ある日牛タンが食べたいと言ったため、その夫、パイ・フランシスコ(Pai Francisco)が主人の牛を殺し、妻の願いを叶えてあげた。主人はそのことを知り激怒した。「牛を生き返らせろ。もしそれが出来ないなら、命が無いと思え!」とフランシスコに言い放った。フランシスコは、様々なまじない師の助けをかり、なんとか最後の最後に牛の命が戻すことができた」このお話がもとになってブンバ・メウ・ボイの踊りが踊られる。 

  ブンバ・メウ・ボイの最も伝統的なグループがマイオバ(Maioba)、マラカナン(Maracanã)、ヒバマル(Ribamar)とアシシャー(Axixa)である。曲選びから衣装作り、楽器の運送など市民も一緒になって祭りを運営する。各ボイ(boi-)の曲、踊り、衣装一つ一つ異なる。


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